ソフトバンクのボーダフォン買収Ⅱ

 今日の新聞にソフトバンクボーダフォン買収についてよりくわしく書いてありました。新しい展開として、問題が浮上してきたようです。ソフトバンクがもしボーダフォンを買収した場合、ソフトバンクは昨年総務省から携帯電話業界に新規参入のために割り与えられた周波数と、現在ボーダフォンがすでに割り与えられている周波数を二重保有することになるので、総務省も割り当ての免許取り消しに当たるかどうか検証しているようです。ソフトバンクとしてはこの問題を解決するために、ボーダフォン買収が決まれば、割り当てられた周波数を返上するようですが、同じ新規参入組のアイピーモバイルはかなり不満を持っているようです。僕が思うに、記事を読むたびにソフトバンクの賢さが分かってきたような気がします。ソフトバンク総務省に割り与えられた周波数は1.7ギガヘルツと少ないんですが、ボーダフォンは全部で63ギガヘルツという約2000万人の利用者をカバーできる周波数を保持しているのです。これがもし買収後すべて使えるようなら買収額の2兆円や3Gの遅れの問題もチャラになると思います。ソフトバンクは新規参入組が発展していくまでの時間をうまく買ったと思います。